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陰影にどの色を使うか、これによって仕上がりのイメージがまるで違ってきます。
違う色を使うのだから当然っていや当然なのですが、場合によっては色の選択を悩むこともあるかと思います。
まぁ、それも楽しみの一つだと思いますがここでは陰影について軽く触れていきます。
以下の2つを見比べてみてください。
この2つは陰影のみが違う色でそれ以外の上塗りはすべておんなじ色を使っております。
左はダークブラウンを使い、右はレッドを使いました。
左側はつや消しクリアーを吹く前の状態とはいえ、まるで違う印象ですよね。
このことからも解るように、エアブラシ塗装とは薄く吹き重ねてる塗装方法ですので下の色に強く影響されやすいです。
このことを利用して、肌を塗装するのに一切肌色を使わない塗装方法もあります。
赤、青、黄、白の4色を原色のまま吹き付けていき、結果的に肌色に見せるという塗装法です。
人間の皮膚もそもそも肌色というわけではなく、血管、筋肉、脂肪などが光を受けて皮膚から少しずつ透けて見えた結果『肌色』に見えるわけです。
でもこの方法は、とーーっても難しいです。
私も何度か挑戦したことがありますがほんの少しの違いで、
『具合の悪い人』
に見えちゃいます。
あんまり挑戦する人も少ないとは思いますが、この原色塗装のコツを少々お伝えしたいと思います。
いや、、、とは言ったもののコツって言うコツも解らないんです。。。
だって何回も挑戦してみて、
「あれ?肌色っぽく見えてきたかも。。。」
って程度ですから・・・。
ちなみに顔料系と染色系の色を両方使いながら吹き付けていくとそれっぽくしやすいかもです。
青は染料系しか使ってません。
染料系というのは、シアンや、クリアブルーといった透けてる色です。
おっと、話が脱線しました。
白い塗装面に陰影をつける場合、これがくせ者です。
青の濃い色は紺、みどりの濃い色は深みどりといったように大抵の色は影の色というのが大雑把には想定しやすいです。
でも白の場合はどうでしょう?
白の濃い色?
白は白なんだから濃い白なんてありません。
安易に黒をくわえたグレーを選択すると、
あれ?なんか違う?
ってことになりかねません。
私の場合、その塗装物のイメージカラーとなる色をうすーくした色を吹き付けて陰影色にすることが多いです。
こんな感じです↓
↑そでと襟の部分の陰影にはクリアパープルをうすくした塗料を吹き付けました。
↑髪飾り?のリボンの周辺にクリアレッドをうすーくした塗料で陰影を付けております。
こういったようなメインカラーがはっきりとしている場合はいいのですが、
・メインカラーがはっきりしていない。
・リアル系の造形である。
といった場合はこの方法は使えません。
リアル系のフィギュアにこの方法を使うとなんだかオモチャっぽくなってしまうこともあるためです。
ではそのような場合、どのようにすればいいのか?
答えは、( あくまでも私の考えですが )
グレーを使う
です。
たしかに先ほど、グレーを使うと違和感がでる、と言いました。
でもそれは
白に黒をくわえたグレーだからです。
え?それ以外にグレーがあるのかって?
はい、正確にいうとグレーとは違いますが自然界にも無彩色に近い色は存在します。
赤、青、黄を混ぜると、黒とは違いますがなにか濃い色になります。
それを白の上に薄ーく吹き付けるとグレーっぽくなります。
このグレーっぽい色は使う場所によって、各色の割合を変えることでいくらでも応用の利く非常に便利な色です。
水彩画の世界ではごく当たり前の手法ですがぜひ一度おためしください♪
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